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ISO 3103は、国際標準化機構によって定められた、紅茶の入れ方の標準である。1980年に英国規格協会が定めたBS 6008:1980を基にして、第34技術委員会(食品工業)の第8副委員会(茶)で定められた。 要約では次のように述べられている。 この標準では、紅茶を入れる適切な方法を示すのではなく、科学的な試験に供する際の紅茶の調整法を定めている。そのような試験の例としては、収穫期ごとに行われるブレンド茶の味の検査などがある。 この標準では、湯を茶葉に注いでちょうど6分置くことを求めている。 この標準の最初の作成者は1999年度のイグノーベル賞を受賞した。(cf. イグノーベル賞受賞者の一覧#1999年) == 詳細 == * ポットは白の陶磁器か釉薬を塗った土器とする。またポットの内側に緩くはまる蓋がなければならない。 * 大きなポットを使う場合は、容量は310ml (±8ml) 以下で重量は200g (±10g) でなければならない。 * 小さなポットを使う場合は、容量は150ml (±4ml) 以下で重量は118g (±10g) でなければならない。 * 湯100mlあたり、2g(許容誤差±2%)の茶葉をポットに入れる。 * 湯はポットの縁から4-6mmのところまで注ぐ。 * 硬水は使ってはならない。 * 茶葉の抽出時間は6分間である。 * 抽出された溶液は、白の陶磁器か釉薬を塗ったカップに注ぐ。 * 大きなカップを使う場合は、容量は380mlで重量は200g (±20g) とする。 * 小さなカップを使う場合は、容量は200mlで重量は105g (±20g) とする。 * ミルクを含む試験体の場合は、紅茶を注ぐ前または後に入れる。 * 紅茶の温度が65-80℃である場合、ミルクは紅茶を注いだ後に入れるのが望ましい。 * 大きなカップには5ml、小さなカップには2.5mlのミルクを入れる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ISO 3103」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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